染料シルクプリントの工程
こんにちは。
今回は、シルクプリントの工程についてお話したいと思います。
シルクプリントは、オリジナルタオルを制作する加工の中では一番ベーシックなプリント方法です。
昔ながらの手法で、職人の技が必要です。
今回は、順番に皆さんにお届けするまでの工程をご説明します。
製版
まずは、製版をする工程です。
シルクプリントでは、1色毎に1版必要です。
型を制作する製版職人が1版1版手作業で制作していきます。
ハンドタオル~バスタオルまで同じ工程で製版するので、大きさも色々あります。
まずは、型が出来上がらないと、シルクプリントの工程は進みません。
染色(色作り)
次の工程は、染色になります。
基本的には、お客様に指定して頂いた色を元に色を調合していきます。
色を作る作業も、長年の経験を積んだ職人が調合するので、簡単にできる仕事ではありませんね。
色の数は無数にあり、少しでも間違えると全く違う色になります。
更に、染料インクの場合は、蒸し洗いの工程をした後に、色が変わります。
最終的にどのような色になるかを予測して、調合しなくてはならないので、すごく大変な仕事ですよね。
プリント
そして、いよいよプリントする工程です。
型をセットして、インクを流して1枚1枚丁寧にプリントしていきます。
型がずれていないか、色が生地に浸透しているかなどを確認しながら進めていきます。
デザインによって、プリントするハケを変えていきます。
このハケがいくつも種類があり、経験を積んだ人ではないと、綺麗にプリント出来ません。
この辺りの感覚が職人技ですね。
乾燥
プリントが終わったら、乾燥します。
こちらは大型の乾燥機にタオルを入れて、5分程で乾燥出来ます。
10mほどの乾燥機の中から出てきた時には、完全に乾燥しています。
中の温度は、150度くらいです。
家庭の洗濯物も、すぐに乾燥出来てしまいます。
蒸し、洗い
染料インク場合は、この蒸しと洗いの工程が必須になります。
余分なインクを落とし、よりインクを定着させます。
このような、コインランドリーであるような大型の機械で洗い、蒸します。
この工程は、結構力仕事です。
たくさんのタオルをひたすら洗いますので、考えるだけで大変な作業ですね。
縫製
次の作業は、縫製です。
タオルのヘム部分を縫製していきます。
縫製が終われば、タオルとしては完成です。
仕上げ
そして、最後に仕上げの作業です。
検品や袋詰め加工をしていきます。
全てのオリジナルタオルは、検品してから出荷するため、1日にかなりの数のタオルを検品するので集中力がかなり必要ですね。
まとめ
オリジナルタオルが出来上がるまで、たくさんの人が関わっています。
各ポジションの職人が、専門の仕事を極めています。
村井捺染では、オリジナルタオルを制作する工程は全て専門の人で分業しています。
お客様へ届いた時の事を考え、少しでも綺麗に早く納品できるように毎日オリジナルタオルを制作しています。
今回も最後までありがとうございました。
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